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 米Qualcomm(クアルコム)は2020年9月22日、Snapdragon7シリーズに新製品として「Snapdragon 750G 5G モデムプラットフォーム」を加えたと発表した(Qualcommのプレスノート)。Snapdragon 7シリーズは既に、5G対応の140機種を含めた275種類を超える端末が開発されている。今回のSnapdragon 750G 5Gにより、中位モデルでの5G対応やHDR対応のゲーム、端末内蔵AIなども実現可能になるという。Snapdragon 750Gを搭載する端末は、2020年末までに発売される見込みとする。

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出所:Qualcomm
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 Snapdragon 750Gは、Snapdragon X52 5Gモデム-RFシステムとのチップセットで、ミリ波やサブ6(6GHz未満の周波数帯)を利用するSAとNSA両方の5G NRに対応し、TDD、FDD、DSS(Dynamic Spectrum Sharing、動的周波数共有)、グローバルローミング、グローバルマルチSIMをサポートする。5Gでのピーク時ダウンロード速度は最大3.7Gビット/秒、アップロード時は同1.6Gビット/秒を実現する。

 2019年4月発表のSnapdragon 730Gとの違いは、GPUとしてQualcomm Adreno 619を採用し、画像処理性能を10%改善した点にある。AIエンジンも最新の第5世代になり、4.0 TOPS(Trillion Operations Per Second)と処理性能が20%向上。よりスマートな静止画や動画、音声翻訳に対応可能となっている。CPUはQualcomm Kryo 570を採用し、20%の性能改善を果たしたとする。

 このほか、常時稼働のQualcomm Sensing Hubを搭載することで、AIベースのエコーキャンセルやバックグラウンドノイズ抑制を実現し、より高品質なボイスチャットゲームやスムーズな音声通話、音声アシスタントサポートの常時稼働などを実現する。AIベースのオーディオと音声通話機能を使って、外界の音を気にせずクリアな音声を楽しめるという。

 なお、2020年6月に発表されたSnapdragon 690とは、端子互換、ソフトウエア互換となっている。