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 日産自動車は2020年9月26日、「北京モーターショー2020」(一般公開:2020年9月30日~10月5日)で、22年までに新型車7車種を中国で発売すると発表した。

 同社の中国における19年度の販売台数は、前年度に比べて1.1%減少の154万7000台。日本や北米、欧州の販売台数が10%以上減少した中で、中国販売は微減にとどまった。電動車や先進運転支援システム(ADAS)搭載車などの新型車の投入を強化することで、中国における販売台数の拡大を目指す。

 電動車では25年までに、電気自動車(EV)とシリーズ方式のハイブリッド機構「e-POWER」搭載車の新型車を9車種投入する計画だ。その1つとして、SUV(多目的スポーツ車)タイプのEV「アリア」を、21年内に中国で発売する(図1)。

アリア
図1 SUVタイプのEV「アリア」
(出所:日産自動車)
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 ADASでは22年までに、中国で発売する5車種に「プロパイロット」を搭載する。これにより、中国で販売する70%の車種を同システム搭載車とする。プロパイロットには高速道路の単一車線に対応する「同1.0」と、高速道路の複数車線に対応する「同2.0」がある。先行して前者のシステムを搭載し、後者のシステムの搭載も計画する。

 コネクテッドカーでは24年までに、中国で販売する9車種に「Nissan Connect」を搭載する。これにより、同国で販売する車両の90%に同システムを搭載する計画である。

 なお、日産は20年5月に発表した中期経営計画「NISSAN NEXT」で、日本と中国、北米を今後の中核市場に位置付けた。中国では23年までにEVの新型車を5車種投入、合計7車種にするといった計画を打ち出していた。今回発表した中国における新型車投入計画は、同社の中期計画に沿ったものである(図2)。

中国における事業戦略
図2 中期計画で示した中国における事業戦略
(出所:日産自動車)
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