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 米Ambiq Microは、フラッシュメモリーの代わりにMRAMを集積したMCU「Apollo4」と「Apollo4 Blue」を発表した(ニュースリリース)。フラッシュメモリーを集積した同社従来品では6μA/MHzの動作時消費電流が、新製品では3μA/MHzと半減した。

 同社独自の低消費電力技術「Subthreshold Power-Optimized Technology」の採用、台湾TSMCの22nm低消費電力プロセス「22ULL」での製造、TSMCの埋め込みMRAMの集積などによって、消費電流を大幅に抑えることに成功したという。スマートウオッチやフィットネスバンド、アニマルトラッカー、音声リモコンなどの電池動作のエンドポイント機器への応用を狙う。

Apollo4 Blueの機能ブッロク図
Apollo4 Blueの機能ブッロク図
Apollo4には右上の「BLE Radio」が含まれないが、そのほかはApollo4 Blueと同じである。Ambiqの図
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 Apollo4のCPUは、最大192MHzで動作する「Arm Cortex-M4F」。集積するメモリーはSRAMが1.8Mバイト。MRAMは2Mバイトである。さらに、暗号化アクセラレーター、2次元/2.5次元GPU、ディスプレーコントローラー(最大解像度640画素×480画素、4レイヤー表示可能、フレームバッファー圧縮機能あり)、4個のデジタルマイクロホンと1個のアナログマイクロホンをサポートするオーディオ処理サブシステム、11チャネル入力で速度が2.8Mサンプル/秒の12ビットA-D変換器、誤差±3℃の温度センサー、各種インターフェース回路(QSPIやUART、USBなど)も集積する。

 さらに、Apollo4 BlueはBluetooth LE(Low Energy) 5に対応したモデムやRF回路も集積している。このBluetoothの最大転送速度は2Mビット/秒。送信出力は-20~+10dBm。受信感度は1Mビット/秒時に-97dBm、2Mビット/秒時は-94dBmである。Bluetoothサブシステムの消費電流は0dBm送信出力時に4mA。受信時も4mAという。

 パッケージはApollo4が5mm×5mmの146ボールBGA(GPIOは105本)または3.9mm×3.9mmの121ボールWLCSP(GPIOは82本)。Apollo4 Blueは4.7mm×4.7mmの131ボールSiP BGA(GPIOは81本)である。出荷開始時期および価格などは未公表。