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 凸版印刷と米FIGUR8は2020年10月7日、オンラインフィットネスの実証実験を実施したと発表した。米MIT Media Lab発スタートアップ企業のFIGUR8が開発した筋骨格センサーと身体動作分析プラットフォームを活用した。身体動作を数値化することでトレーナーと利用者との意思疎通や利用者のモチベーションの向上が見込めるとする。新型コロナウイルスなどの影響により需要が高まるオンラインフィットネス業界に向けて、2022年度内のサービス販売を目指す。

米FIGUR8の筋骨格センサー
米FIGUR8の筋骨格センサー
(出所:凸版印刷)
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 筋骨格センサーを身体の測定したい部分に巻き付け、筋肉の収縮具合や角度から利用者の身体動作データを計測する。トレーナーは計測データに基づいて利用者に適したトレーニング指導をする。

 これまでオンラインフィットネスは、利用者の筋肉の動きや状態、姿勢をトレーナーが把握しにくいという課題があった。また、筋肉を動かすことは感覚的であるため、トレーナーが利用者に正確な筋肉の動かし方を伝えるのは難しかった。これらの課題を、身体動作の客観的定量データを活用して解決する。

身体動作のデータを解析した様子
身体動作のデータを解析した様子
(出所:凸版印刷)
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 動作データを解析しながらトレーニングを続けたところ、利用者の身体動作のバランスや安定性、柔軟性の数値が改善したという。例えば60歳代の男性では、(1)腰の違和感がなくなる、(2)片足スクワットができるようになる、(3)片足で靴下を履けるようになる、(4)力みなく柔軟な動作ができるようになるなどの改善が見られたという。

 凸版印刷は今後、個人の身体情報を活用したサービスの開発に取り組む。今回の実証実験の成果を基にボディーワーカーやトレーナー、理学療法士、整形外科医、アスリート、パートナー企業と協力し、フィットネスやリハビリ、スポーツ産業向けに2022年度内のサービス販売を目指す。