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 NTTドコモ・ベンチャーズ(東京・港、以下NDV)は同社が運用するファンドを通じて、製造業向け自動予知保全ソリューションの開発を手がける英Senseye(センサイ)に出資した()。NTTグループが展開する製造業向けサービスとの連携を図る。

図:「Senseye PdM」の画面イメージ
図:「Senseye PdM」の画面イメージ
(出所:NTTドコモ・ベンチャーズ)
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* NTTドコモ・ベンチャーズのニュースリリース:https://www.nttdocomo-v.com/release/m3xf588ad4/

 Senseyeが提供する自動予知保全ソリューション「Senseye PdM」は、従来に比べて導入時の負担を抑えられるのが特徴。さまざまな機器に対応する「共通アルゴリズムライブラリー」と「故障データベース」を活用して、各機器に適した機械学習モデルを自動で生成する。機器ごとの教師データがなくても済むため工場全体への適用が容易で、早期に導入メリットを得られるという。

 機械学習を利用した予知保全ソリューションの多くは、機器ごとに機械学習を実施しなければならず、異常データを含む教師データの準備などに手間がかかっていた。そのため、工場設備の故障に起因するダウンタイムの短縮やメンテナンスコストの削減といった、予知保全のメリットを得にくいという課題があった。Senseye PdMでは、こうした課題の解決を図った。

 加えてSenseyeは、再保険企業と連携し、2020年7月にダウンタイムの短縮保証サービス「ROI Lock」の提供を開始した。ダウンタイムの短縮度合いがユーザーと事前に合意した水準に達しない場合は利用料を返金するサービスで、これによって導入へのハードルをさらに下げられる。

 一方、NDVを含むNTTグループも製造業向けの取り組みに注力しており、同年6月には、NTTドコモが5G対応の製造設備分析サービス「FAAP」の提供を開始した。機器の故障予兆の検知や生産品検品の自動化といった製造現場の生産性向上を目的とするサービスで、システムの構築と稼働後の運用・保守までを同社が一括して提供する。NDVは、Senseyeとの連携によってこれらの取り組みを加速させる狙い。今後、SenseyeとNTTグループのサービス連携を支援していく。

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