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 リコー電子デバイスは、電源電圧の低下と過電圧の両方を監視できる電圧検出器(電圧ディテクター)IC「R3154Nシリーズ」を発売した( ニュースリリース)。いわゆる「ウインドー型」の電圧検出器ICである。同社によると、「車載機器や産業機器では、機能安全への対応に向けた要求が高まっているため、マイコンやSoC(System on a Chip)に電力を供給する電源に対して高精度な電圧監視が求められている」という。

電源電圧の低下と過電圧の両方を監視できる電圧検出器IC
電源電圧の低下と過電圧の両方を監視できる電圧検出器IC
リコー電子デバイスの写真
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 新製品の主な特徴は次の3点である。1つ目は、電源電圧の低下だけでなく過電圧も監視できること。2つ目は、電圧監視の精度が高いこと。3つ目は、電圧検出器ICの電源電圧と監視電圧を分けたことである。同社従来品は、監視する対象の電圧を電圧検出器ICの電源電圧として利用していたため、監視対象の電圧が大きく変動した場合は正常に動作しない懸念があったという。

 電源電圧は最大+42.0Vと高い(最大定格は+50V)。このため自動車に搭載したバッテリーの出力電圧や、産業機器で使われるバス電圧で直接駆動することが可能だ。マイコンなどのホストシステムに対する出力信号は、nチャネルのオープンドレイン形式である。ホストシステムから新製品にパルス信号を入れて、ホストシステムがその応答信号を監視することで新製品の故障を診断する機能を用意した。新製品の主な仕様は下表の通りである。

新製品の主な仕様
新製品の主な仕様
リコー電子デバイスの資料
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 動作温度範囲や検査温度が異なる4製品を用意した(下表参照)。すでに量産を始めている。量産規模は月産200万個。1000個購入時の参考単価は200円である。

動作温度範囲や検査温度が異なる4製品を用意
動作温度範囲や検査温度が異なる4製品を用意
リコー電子デバイスの資料
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