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 米Apple(アップル)は2020年10月13日(現地時間)、オンライン発表会を開催し、5G(第5世代移動通信システム)対応の新しいiPhoneを発表した。「iPhone 12 mini」と「iPhone 12」、「iPhone 12 Pro」、「iPhone 12 Pro Max」の4機種である。ディスプレーはいずれも有機ELパネルを採用。サイズはそれぞれ5.4型、6.1型、6.1型、6.7型である。価格はそれぞれ、699米ドル(日本では7万4800円)、799米ドル(同8万5800円)、999米ドル(同10万6800円)、1099米ドル(同11万7800円)から。4機種のうち12と12 Proは同年10月23日、12 miniと12 Pro Maxは同年11月13日に発売する。発表会では高速通信可能な5G対応の意義を強調したほか、新プロセッサーである「A14 Bionic」や新たな無線給電機能、強固なカバーガラス、カメラ機能、12 Proシリーズに搭載したLiDARなどをアピールした。

左が「iPhone 12」、右が「iPhone 12 mini」
左が「iPhone 12」、右が「iPhone 12 mini」
(出所:Apple)
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左が「iPhone 12 Pro Max」、右が「iPhone 12 Pro」
左が「iPhone 12 Pro Max」、右が「iPhone 12 Pro」
(出所:Apple)
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 5Gのうち、28GHz帯や39GHz帯といったミリ波帯に対応する地域は当初は米国のみ。発表会では、ミリ波帯の5Gの普及促進に注力している米Verizon(ベライゾン) CEOのHans Vestberg氏が登場。iPhoneの5G対応を契機に、5Gのカバー地域を拡大していくことを強調した。まずは、スタジアムやイベント会場、空港、大学、公園といった数多くの人が集う場所を強化する。20年内にフィラデルフィアやサンフランシスコなどの60の新しい都市に拡大するという。いずれ全米に展開し、1800以上の都市や町で、2億人以上をカバーする予定とした。

5GをアピールするVerizonのVestberg氏
5GをアピールするVerizonのVestberg氏
(出所:Appleのオンライン発表会)
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 Appleによれば5G対応によって、下りのデータ伝送速度は、理想的な環境下で3.5Gビット/秒(bps)、ミリ波帯の利用で4Gbps超に達するという。通常の環境下でも最大1Gbpsになるという。上りは理想的な環境下で最大200Mbps超とする。消費電力を削減するために、5Gの速度が不要な場合は自動的にLTEの通信に切り替える機能を導入した。

 5Gのキラーアプリの1つとしてアップルが紹介したのがゲームである。発表会では、人気ゲームシリーズ「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」を手掛ける米Riot Games(ライアットゲームズ)との連携を発表。モバイル向け「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」をiPhone向けに積極的に展開していく。5GとiPhone 12に搭載したプロセッサーのA14 Bionicによって、コンソール(ゲーム機)並みのゲームをプレイできることを強調した。

5Gのキラーアプリとしてゲームを紹介
5Gのキラーアプリとしてゲームを紹介
(出所:Appleのオンライン発表会)
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