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 SUBARU(スバル)は2020年10月15日、中型ステーションワゴンの新型「レヴォーグ」を発表した。約6年ぶりの全面改良となる。同社は同年8月20日から新型車の予約販売を行っており、納車は年内に始まる予定だ(図1)。

レヴォーグ
図1 新型「レヴォーグ」
(撮影:日経Automotive)
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 スバルは同社の車両が関与する交通死亡事故を、2030年にゼロにする目標を掲げている。目標の達成に向けて新型車では、標準搭載する先進運転支援システム(ADAS)「新世代アイサイト」の主要センサーであるステレオカメラを刷新した。また前部バンパーの左右に、77GHz帯のミリ波レーダーを追加した。

 新型カメラと追加したミリ波レーダーを使うことで、自動ブレーキを交差点の右左折に対応させた。見通しの悪い交差点などでの車両との衝突回避も支援する。また緊急時の操舵(そうだ)支援や車線維持支援などの機能を実現した。

 高速道路の複数車線における「レベル2」の運転支援を実現する「アイサイトX」を、オプションで搭載した。同システムは車線変更や渋滞時のハンズオフ、カーブ前の減速などを支援する(関連記事)。

 同日に成田空港の整備地区内で開催したオンライン会見で、スバル社長の中村知美氏は、「予約販売を始めた8月20日から10月14日までに、当初の計画を上回る8290台の受注を獲得できた。このうち、アイサイトXの搭載比率は93%に達している」と述べた(図2)。

中村知美氏
図2 スバル社長の中村知美氏
(オンライン会見の画面をキャプチャー)
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 新型車の価格(消費税込み、以下同じ)は310万2000円から409万2000円。アイサイトX搭載車の価格は、それぞれ38万5000円高く設定した注)。月間2200台の販売を計画する。

注)38万5000円はアイサイトXとコネクテッドサービス「スターリンク」、ナビゲーションシステムを合わせた価格。

 なお、スバルは20年5~8月にかけて、現行車のうち9車種の新規注文の受け付けを終了した。「車種(モデルイヤー)の切り替えに伴う措置」(中村氏)という。レヴォーグの現行車も、新型車の投入前の5月に新規受注を中止した。その結果、20年度上期(20年4~9月)の現行車の販売台数は、前年同期に比べて60.3%減少の2888台にとどまった。新型車の投入で巻き返しを狙う。