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 米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2020年8月の半導体世界売上高を発表した(ニュースリリース)。半導体世界売上高は前年同月比4.9%増で、362億3000万米ドル(約3兆8200億円)だった(3カ月間の移動平均値、以下同)。新型コロナウイルス感染症によって業界や企業で業績の明暗が分かれるなか、半導体世界売上高は7カ月連続して前年同月よりも増えており、堅調を維持している。

単月の半導体世界売上高(3カ月移動平均値)と前年同月比の推移
単月の半導体世界売上高(3カ月移動平均値)と前年同月比の推移
〔出所:SIAおよびWSTS(世界半導体市場統計)〕
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 20年8月の半導体世界売上高は前月比では3.6%上昇した。前月比で3%以上増えたのは19年10月の3.3%増以来で、10カ月ぶりである。このように半導体世界売上高は堅調を維持しているものの、地域別では明暗が分かれる。好調なのは米州で8月の売上高は前年同月比で23.6%増。前年を上回るのは8カ月連続。8月の増加率は他の地域を大きく引き離している。実際、増加率2位の中国の前年同月比は3%増にとどまる。一方、減少率が目立つのは欧州。8月の売上高は前年同月比で10.1%の減少。欧州は19年2月から前月比がマイナスの状態が続いいてる。このおかげで、日本は3カ月連続して地域別売上高が最下位でない。

世界および地域別の単月の半導体売上高(3カ月移動平均値)の推移
世界および地域別の単月の半導体売上高(3カ月移動平均値)の推移
(SIAおよびWSTSのデータを基に日経クロステックが作成)
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