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 セーフティグローバル推進機構(IGSAP)は、同機構理事の梶屋俊幸氏が国際電気標準会議(IEC)の「IECロード・ケルビン賞」を受賞したと発表した。同氏の長年にわたる国際的な電気・電子分野における標準化活動の貢献が認められた。2020年10月1日に都内で授与式が行われた。

 IGSAPによると、梶屋氏は05年から現在までIECEE(IEC電気機器・部品適合性試験認証制度)の認証管理委員会の委員を務めており、国際認証制度である「CB証明書」の最適化に貢献。従来、欧州が主導するCB証明書*1の議論において日本の実情に応じた意見を反映してきたという。

IECのロード・ケルビン賞を受賞した梶屋俊幸氏
IECのロード・ケルビン賞を受賞した梶屋俊幸氏
ロード・ケルビン賞は、電気・電子分野における長年の標準化活動の貢献に対してIECが毎年1人に授与する。本来はIEC総会で授賞式を行うが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、日本で授賞式が行われた。写真左は式で、IECに代わって賞状などを授与した日本産業標準調査会会長の遠藤信博氏(NEC取締役会長)。(出所:IGSAP)
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*1 CB証明書 IECEEが承認した認証機関が、IEC規格に基づいた家庭用電気機器の安全性試験を行い、規格に適合していることを示す証明書。

 この他、梶屋氏は09~14年にIEC適合性評価評議会(CAB)日本代表委員(同国内対応委員会委員長を兼務)を務めた後、15年から日本代表副委員(同国内対応委員会副委員長を兼務)として、試験・認証機関の能力査察手法の合理化などに寄与。12~14年にはIECEEおよびCAB日本代表委員として、省エネルギー分野の適合性評価に係るWG12(電気的省エネルギー)のコンビナーを務めるなどした。適合性評価を考慮した規格開発ガイド作成の支援なども行った。

 ロード・ケルビン賞は、IECの設立に貢献した初代IEC会長のケルビン卿(Lord Kelvin)Sir William Thomsonをたたえて1995年に設けられた。電気・電子技術の標準化において5年以上にわたりグローバルで顕著な功績が認められた者に毎年1人授与される。日本人はこれまでに4人が受賞しており、梶屋氏は14年に受賞した東芝の平川秀治氏以来6年振りの受賞となる。