PR

 オランダNexperia(ネクスペリア)は、ウェッタブルフランク構造採用のDFN2020D-6(SOT1118D)パッケージに封止した車載機器用LEDドライバーIC(駆動IC)を4製品発売した(ニュースリリース)。「ウェッタブルフランク構造を採用したパッケージに収めたLEDドライバーICの製品化は業界初」(同社)という。自動光学検査(AOI:Automated Optical Inspection)装置を使って、はんだフィレットの高さやはんだのぬれ性などを確認できるため、新製品を搭載した車載機器の信頼性を高められるという。

新製品の特徴
新製品の特徴
Nexperiaの動画からキャプチャー
[画像のクリックで拡大表示]

 パッケージの外形寸法は2.0mm×2.0mm×0.65mmである。同社従来品で採用していたSOT-223パッケージ(6.5mm×7.0mm×1.65mm、端子部を含む)と比較すると、プリント基板上の実装面積を90%程度削減できる。車載用ディスクリート半導体の品質規格「AEC-Q101」に準拠する。インテリア用照明や、ダッシュボード、インスツルメントパネル、ナンバープレート用照明などに向ける。

 抵抗内蔵型トランジスタ(Resistor Equipped Transistor)に2個のダイオードを組み合わせた回路で出力電流を安定化する。採用したトランジスタはnpn型である。最大出力電流は「NCR320PAS」と「NCR321PAS」の2製品が250mA。「NCR420PAS」と「NCR421PAS」の2製品が150mAである。出力電流は外付け抵抗で設定できる。外付け抵抗を接続していないときの出力電流は4製品いずれも10mA(標準値)。3Ωの外付け抵抗を接続すれば、4製品いずれも最大出力電流が得られる。

新製品を使って構成した調光機能付きLEDドライバー回路
新製品を使って構成した調光機能付きLEDドライバー回路
Nexperiaの資料
[画像のクリックで拡大表示]

 最大入力電圧は+75V。最大出力電圧は+40Vである。NCR320PASとNCR420PASはイネーブル電圧(VEN)が+40V、NCR321PASとNCR421PASは+4.5Vである。さらにNCR321PASとNCR421PASの2製品は、VEN端子に10kHzのデジタルPWM信号を入力することで調光機能を実現できる。動作温度範囲は−55~+150℃。4製品いずれも、すでに量産を始めている。価格は明らかにしていない。