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 米General Motors(GM)は2020年10月20日、テネシー州スプリングヒル組立工場に20億ドルを投資し、電気自動車(EV)を生産できる工場に改修すると発表した。新型EV「Cadillac LYRIQ」の生産を手掛ける予定。塗装工場と車体工場を大幅に拡張し、組み立てラインは新しい設備やコンベアー、制御装置など総合的にアップグレードする。

(写真:GM)
(写真:GM)
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 改修後も人気SUVの「XT6」と「XT5」の生産を継続し、EVとエンジン車の両方を生産できるようにする。スプリングヒル工場は、ミシガン州デトロイト・ハムトラムクのファクトリーゼロ工場と、オリオン郡区のオリオン組立工場に次いで、GMで3番目のEV生産工場となる。

 GMは、EV生産工場を増やしているほか、韓国LG Chemとの合弁で電池生産会社Ultium Cellsを設立した。2020年内にChevrolet、Cadillac、GMC、Buickの各ブランドからEVを発表する計画だ。欧州などで環境規制の強化が進む中、トランプ政権下で緩んだ環境規制が大統領選挙後に厳しくなる可能性もある。同社は、CO2排出量の多いSUVやピックアップトラックをEV化し、電池工場を作ってEV生産量拡大に備えることで、環境規制が強化された場合でもいち早く対応できるように準備を進めている。