PR

 ルネサス エレクトロニクスは、仏Sequans Communicationsと協業して、セルラー通信のLPWA(Low Power Wide Area)モジュールを開発する(ニュースリリース)。開発するモジュールは、SequansのLTE-M/NB-IoT対応のセルラー通信SoC「Monarch」がベースとなる。

「Monarch」の機能ブロック図
「Monarch」の機能ブロック図
ベースバンド処理、RF通信、電源管理などを1チップに収めた。Sequans Communicationsの図
[画像のクリックで拡大表示]

 ルネサスは、2018年にIoT機器とセルラー回線を接続するための開発キット「Renesas Synergy AE-CLOUD2」を発表している*。Armコア搭載のSynergyマイコンと中国 Quectel Wireless SolutionsのLTE-M/NB-IoT対応のセルラー通信モジュール「BG96」などを組み合わせたものである。製品開発向けというよりは、LTE-M/NB-IoTのセルラーLPWAのプロトタイプ開発を意識していたキットだった。

 今回開発するモジュールは、Monarchやルネサス製のマイコンを搭載し、製品開発への適用を狙う。このモジュールをIoT関連企業が利用することで、スマートシティー/スマートホーム/産業IoTなどさまざまな用途において、IoTシステム設計を合理化・簡素化できるという。最初のモジュールは、20年第4四半期半ばに製品発表の予定。その後、Bluetooth Low Energy対応などの機能を追加したモジュールを提供する計画である。また、(ルネサスのマイコンを搭載していない)Monarchベースの通信モジュールとルネサスのマイコンを組みわせたセット(ソリューション)の提供も行う予定。

 ルネサス製マイコンを搭載する新規開発モジュールや、ルネサス製マイコンとMonarchベースの通信モジュールのセットは、ルネサスのマイコン販売チャネルを経由して全世界で販売していく。