V2Xで自動運転を支援
新製品の特徴を説明した同社のGilles Garcia氏(Wired and Wireless Business Lead Senior Director)によれば、5Gでは高速大容量(eMBB:Enhanced Mobile Broadband)、多数同時接続(mMTC:Massive Machine Type Communications)、超高信頼低遅延 (URLLC:Ultra Reliable Low Latency Communications)が実現される。現在、運用が始まった5Gの第1段階では、このうちのeMBBが実現され、スマートフォンが高度化された。今後、mMTCやURLLCも実現される第2段階に移行し、クルマの自動運転を支援するV2Xなど、スマートフォン以外のユースケースが広がるという。同氏によれば、新製品は3GPPのRelease 16や17に対応し、5Gの第2段階における無線ユニットへの応用を狙う。新製品はRelease 16や17に対応するという。
Xilinxは、先月(2020年9月)に、Zynq RFSoCをベースにしたPCI Express接続のアクセラレーターカード「T1 Telco Accelerator」をO-RAN分散ユニット向けに発表している(ニュースリリース)。Garcia氏によれば、O-RAN分散ユニットにこのカードを適用し、さらに無線ユニットに新製品を搭載すれば、分散ユニットと無線ユニット間でベースバンド処理の分割が可能になり、ネットワーク構成の自由度が高まるという。