400MHzのGANパワーアンプをサポート
上述した7.125GHzのアナログ帯域対応に加えて、新製品の特徴として、Garcia氏は、400MHzのGANパワーアンプのサポートや、400MHzの瞬時帯域幅などを挙げた。また、新製品1チップで8個のトランスミッターと8個のレシーバーに対応できるため、アンテナ当たり最大8つのキャリアに対応可能なキャリアアグリゲーション付きマルチバンドを実現可能だとした。
新製品ではDFEがハード化されたことで、既存のZynq RFSoCに比べて演算性能が上がり、消費電力が低減した。例えば、第3世代のZynq RFSoCに比べてチャネル当たりの処理能力が2倍に向上したとする。また、消費電力は約半分になったという。
「Zynq RFSoC DFE」は21年上期に出荷開始の予定である。