PR

 記録媒体のデータ消去技術に関連する企業や団体で構成するデータ適正消去実行証明協議会(ADEC、エーデック)は2020年10月28日、データ消去ソフトウエアについて新たに「Purge(除去)」と呼ばれるレベルの技術認証を始めたと発表した。アドバンスデザインの「Data Sweeper 1.99.x」とウルトラエックスの「Flash Erase SSD 1.7.0」の2製品を認証した。

データの消去レベルと消去方式
データの消去レベルと消去方式
(出所:データ適正消去実行証明協議会)
[画像のクリックで拡大表示]

 Purge(除去)とは、米国立標準技術研究所(NIST)が「NIST SP800-88 Rev.1」で定めるデータ消去レベルの3段階のうちの1つ。データの暗号化消去を行い、研究所レベルの攻撃に耐えられる水準だ。一般的なデータ復元ツールを利用した攻撃に耐えられる「Clear(消去)」と、消磁設備や物理的破壊装置で再使用が不可能になるよう破壊する「Destroy(破壊)」の中間に位置する。

 ADECによると、2019年12月に起こった神奈川県庁のハードディスクのデータ流出を契機に、企業や自治体で情報システム機器の廃棄ルールにデータの機密性に応じた消去方法を定めたり公表したりする動きが広がり、「Purge消去」の需要が高まっている。そのためADECは従来の「Clear消去」の認証に加えて、Purge消去が正しく行われる消去ソフトの有効性を検証して認証することにしたという。