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 米Intel(インテル)は、デスクトップPC向けのマイクロプロセッサー(MPU)「第11世代Coreプロセッサー」(開発コード名:Rocket Lake-S)の概要を発表した(ニュースリリース)。このMPUは2021年第1四半期に市場投入の予定である。

 Rocket Lake-SはデスクトップPC向け「第10世代Coreプロセッサー」(開発コード名:Comet Lake-S)の後継製品に当たり*1、「Cypress Cove」と呼ぶ新しいCPUコアを採用する。最大8つのCPUコアを集積するモデルを用意し、Comet Lake-Sと比較してIPC(Instructions Per Cycle)を2桁%向上させるという。MPU本体が最大20レーンのPCI Express Gen4をアクセス可能である(Comet Lake-Sは最大16レーンのPCI Express Gen3だった)。外付けDRAM(PCの主記憶)はDDR4-3200をサポート可能である(Comet Lake-SはDDR4-2933まで)。

Rocket Lake-Sの新たな機能
Rocket Lake-Sの新たな機能
Intelのスライド
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 GPUコアは、モバイルPC向け「第11世代Coreプロセッサー」(開発コード名:Tiger Lake)*2と同じく、新しいアーキテクチャー「Xe」を採る。Comet Lake-SのGPUコア「UHD Graphics」と比較して50%程度の性能改善が行われるとする。AI処理関連では、Rocket Lake-Sには「Intel Deep Learning Boost」機能や「AVX512」のVNNI(Vector Neural Network Instructions)命令が組み込まれている。これらはモバイルPC向けの「第10世代Coreプロセッサー」(開発コード名:Ice Lake)*3やTiger Lakeにも実装されているが、Comet Lake-Sでは未実装だった。

Rocket Lake-Sの主な仕様
Rocket Lake-Sの主な仕様
Intelのスライド
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 さらにRocket Lake-Sでは、新しいメディアコーデックが集積されており、例えば、4K解像度・60フレーム/秒のHEVC/VP9/SCC/AV1動画をデコードできる。ディスプレー出力は強化されており、最大で4K解像度・60フレーム/秒の動画を3本、または5K解像度・60フレーム/秒の動画を2本扱える。対応形式は、DisplayPort 1.4a、HDMI 2.0b、およびVESA HBR3である。また、集積したUSBコントローラーはUSB 3.2 Gen2を2チャネル扱える。なお、Rocket Lake-Sと組み合わせるチップセットは新たなIntel 500シリーズである。