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 移動通信関連の業界団体GSMA(GSM Association)は2020年11月11日、ロシアとその周辺の国々から成る独立国家共同体(CIS)において、5G接続が2025年までに5200万件を超え、普及率13%になるとする最新リポート「Mobile Economy Russia & CIS 2020」を発行した(GSMAのニュースリリース1)。リポートの全文はGSMAのサイトからダウンロード可能となっている(「Mobile Economy Russia & CIS 2020」ダウンロードサイト)。

CISの5G普及率は2025年に13%へ
CISの5G普及率は2025年に13%へ
出所:GSMA
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 移動通信事業者による新しいインフラ立ち上げへの資本投資額も250億米ドルを超え、そのうち57%が高速5Gネットワークに充てられるとしている。

資本投資額250億米ドル超えの57%が5Gに充当
資本投資額250億米ドル超えの57%が5Gに充当
出所:GSMA
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 今回のリポートで注目すべき項目は以下の通り。

  • 4Gは2020年にこの地域の主要な移動通信技術となり、2025年までには全接続数の65%を占める
  • スマートフォンの普及率は低価格の機種が手に入りやすくなることから2025年までに81%に達する
CSIのスマホ普及率は2025年までに81%へ
CSIのスマホ普及率は2025年までに81%へ
出所:GSMA
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  • 移動通信エコシステムにより、2019年にこの地域で83万人以上の雇用が生み出され、公的機関にも140億米ドルの収入をもたらした
移動通信エコシステムにより2019年に83万人以上の雇用
移動通信エコシステムにより2019年に83万人以上の雇用
出所:GSMA
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移動通信エコシステムにより公的機関に140億米ドルの収入
移動通信エコシステムにより公的機関に140億米ドルの収入
出所:GSMA
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  • スマートホームやスマートビルディングなどの成長に伴い、IoT機器接続数は2025年までに約3億3000万件増加する
2025年までにIoT機器接続数がおよそ3億3000万件追加
2025年までにIoT機器接続数がおよそ3億3000万件追加
出所:GSMA
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 今回のリポートでは、ロシア・CIS地域での5G活用に向けた最大の課題として、周波数の確保を挙げている。5Gに割り当てられた周波数帯の一部が、事業者の手の届かないところにあり、デジタル化やIoT化を困難にしていると指摘。5G実現に向けては、有効な周波数リソース確保と管理が欠かせないとし、政策立案者が、周波数帯の開放や更新に向けた包括的なロードマップ策定を含め、主導していくべきだとしている。