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 米Qorvo(クォルボ)は、雑音指数(NF:Noise Figure)が1.4dB(標準値)と小さい6G〜18GHz対応の低雑音アンプ(LNA:Low Noise Amplifier)IC「CMD328K3」を発売した(ニュースリリース)。同社によると、「6G〜18GHzという12GHzの周波数帯域をカバーするLNAでは、業界で最も小さい雑音指数を実現した」という。このためマイクロ波通信機器に適用すれば、レシーバーの受信感度を高められる。さらに電子戦(EW:Electronic Warfare)システムに搭載すれば、対象物をより早く検出できるようになるという。このほかの応用機器としては、Xバンド(8G〜12GHz)用レーダーや、Kuバンド(12G〜18GHz)用レーダー、フェーズド・アレイ・レーダー、衛星通信(Satcom)機器などを挙げている。

NFが1.4dBと小さいマイクロ波通信向けLNAと応用先の例
NFが1.4dBと小さいマイクロ波通信向けLNAと応用先の例
Qorvoのイメージ
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 GaAs(ガリウムヒ素)材料で製造したマイクロ波モノリシックIC(MMIC:Monolithic Microwave Integrated Circuit)である。利得は27dB(標準値)と大きい。RF入力端子とRF出力端子の特性インピーダンスは50Ωに設定したため、インピーダンス整合回路や直流(DC)ブロッキング回路の外付けは不要である。電子機器設計者の負担を軽減できる。出力の1dB圧縮ポイント(P1dB)は12dBm(標準値)。出力の第3次インターセプトポイント(IP3)は24dBm(標準値)。電源電圧は+3.0V単一で、消費電流は52mA(標準値)と少ない。このほかの主な仕様は下表の通りである。

新製品の主な仕様
新製品の主な仕様
Qorvoの資料
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 パッケージは、実装面積が3mm×3mmと小さい16端子QFN。LNAチップの搭載部は、エアーキャビティー(空洞部)を設けた。すでに量産を始めている。価格は明らかにしていない。