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環境性能の高い最新工場

 佛山工場は、元々のエンジン車工場の敷地内で設備を刷新し、MEB車生産設備を加えた。中国で最も生産性が高い工場の一つだという。「MQB(横置きエンジン車用モジュールマトリックス)」プラットフォームを使ったエンジン車とMEBプラットフォームを使ったEVを同一ラインで生産できるのが特徴だ。柔軟性が高い生産ラインで、6~8モデルのMEB車の生産が可能になる。塗装工場はほぼ100%自動化しており、車体工場の溶接部では1200台以上のロボットが導入されている。

広東省佛山市の佛山工場
広東省佛山市の佛山工場
(写真:Volkswagen Group)
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 VWグループは、両工場がともに環境に配慮した工場であることを強調した。安亭工場は、太陽光発電、改良された熱交換システム、先進的な照明制御システム、廃棄物管理、雨水のリサイクルなど、省エネで環境にやさしい28の対策を実施した。これによりエネルギーや水の使用量、CO2排出量、揮発性有機化合物(VOC)および一般廃棄物の排出量は、同規模の従来工場と比べて20%低減した。

 佛山工場には20万m2のソーラーパネルが設置され、工場に8.2MWの電力を供給する。年間9000MWhの電力を生産できるため、同工場でのMEB車生産はすべて再生可能エネルギーを使ったものとなる。MEB車の生産工程はCO2ニュートラルになり、年間7900トンのCO2を削減できるという。また、水のリサイクルシステムを導入し、製造工程で使用する水の44%を再利用している。