荷物預かりのシェアリングサービスを運営するecbo(エクボ)は2020年12月8日、EC(電子商取引)の荷物をカラオケ店で受け取れるサービスを始めた。「カラオケルーム歌広場」を運営するクリアックスと提携し、店舗へ配送される荷物を一時保管。利用者は都合の良い時間に荷物を受け取れる。運送業者の不在再配達を減らすとともに、新型コロナ禍で客足が遠のいたカラオケ店の集客を支援する。

「ecbo pickup」の利用イメージ
「ecbo pickup」の利用イメージ
(出所:ecbo)
[画像のクリックで拡大表示]

 宅配荷物の預かりサービス「ecbo pickup(エクボピックアップ)」の預かり拠点を増やした。利用者はエクボが提携するEC事業者から購入した商品について、宅配の配送先として歌広場の店舗を指定できる。対象は渋谷区や新宿区、豊島区などを中心にした東京都内の55店舗。他地域でも指定できる預かり拠点を順次増やす。

 宅配荷物の受け取りを巡っては、ECの普及に伴い不在再配達が増加して社会問題になっている。解決手段として玄関前などに荷物を置いておく「置き配」は、集合住宅の中だと利用できないケースがある。コンビニエンスストアなどで受け取れるサービスもあるが、利用できるコンビニチェーンが限られる上に対象の荷物の大きさに上限がある。

 エクボは同サービスを通じて宅配荷物の預かり拠点の選択肢を増やす。預かれる荷物の大きさに制限は設けない。店舗はスマートフォン向けアプリを使って預かる荷物の情報などを管理する。特別な設備は必要ない。利用者の利用料金は無料。エクボは荷物1つにつき定額の手数料を店舗に支払う。

 エクボは預かり拠点を提供するカラオケ店舗にも利点があるとする。カラオケ店は新型コロナ禍を受けて、感染を敬遠し利用客が減っている。同サービスを通じて、足が遠のいた客やこれまでカラオケ店を使っていなかった利用者の来店機会を増やし、集客を支援する。