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 ルネサス エレクトロニクスは、人工衛星や宇宙船などに向けて、放射線耐性が高いA-D変換器「ISL73141SEH」を発売した(ニュースリリース)。逐次比較型のA-D変換器で、分解能は14ビット、変換速度は最大1Mサンプル/秒である。

新製品と応用先のイメージ
新製品と応用先のイメージ
(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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 次のような放射線耐性を試験によって確認している。最大75krads(Si)のトータルドーズ効果(TID:Total Ionizing Dose Effect)を与えても、低線量率感受性(ELDRS:Enhanced Low Dose Rate Sensitivity)現象は発生しない。シングルイベント効果(SEE:Single Event Effect)に関しては、最大86MeV・cm 2 /mgの線エネルギー付与(LET:Linear Energy Transfer)でも、シングル・イベント・ラッチアップ(SEL:Single Event Latch-up)やシングル・イベント・バーンアウト(SEB:Single Event Burnout)、シングル・イベント・ファンクショナル・インタラプト(SEFI:Single Event Functional Interrupt)は発生しない。

 5V電源で動作させた場合、消費電力は60mW、S/N比は82.1dBFS。3.3V電源で動作させた場合、変換速度は750Kサンプル/秒で、消費電力は28mW。有効ビット数は13.3。積分非直線性誤差(INL)は±0.5LSB。微分非直線性誤差(DNL)は±0.2LSB。動作温度範囲は-55~+125℃。パッケージは14ピンのセラミック製デュアル・フラット・パックである。現在サンプル出荷中。量産開始時期や価格などは未公表。