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 イーテック(三重県四日市市)は接触角11度と超親水性を持つコート材を開発、「第9回高機能プラスチック展」(2020年12月2~4日、幕張メッセ)に出展した()。フィルム、ガラス、金属などに適用すると、帯電防止性や防曇性を期待できるという。「会期直前にできたばかりのところで、製品化は未定」(同社)としている。

図 イーテックが出展した超親水性コート材
図 イーテックが出展した超親水性コート材
円柱型のPET製容器内面を開発品でコーティングすると、帯電しなくなるため発泡スチロールの粒が付着しない。(出所:日経クロステック)
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 開発品は、既に発売しているアクリルエマルジョン「SIFCLEAR」の粒子を、さらに親水性の高いポリマーで包み込んだ、このアクリルエマルジョンの接触角は89度と親水性があったが、親水性を際立たせた。ブースではPET(ポリエチレン・テレフタレート)製円柱容器の内面に開発品を塗布したもの、既存のアクリルエマルジョンを塗布したもの、何も塗布しないものを用意。開発品を塗布した容器では、中に入れた発泡スチロールの粉が壁面に付着しないのを示した。表面抵抗値は何も塗布しない場合に1013Ω以上であるのに対して、既存のアクリルエマルジョンでは7×1012Ω、開発品では3×107Ωと変化する。

 防曇性に関しては展示パネルで説明した。開発品を塗布したフィルムを熱湯の入った容器にかぶせても、湯気で雲らなかったという。