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 米Seagate Technologyは、RISC-V ISA(Instruction Set Architecture)に基づくプロセッサー(CPUコア)2種を設計した(ニュースリリース)。同社は、設計したプロセッサーの詳細を、2020年12月8日~10日にオンライン開催の「RISC-V Summit 2020」(ホームページ)で発表した。

 発表したCPUコアは、高性能版と省電力・省面積版の2種類。前者は試作済みで、HDD(Hard Disc Drive)に搭載し、動作させるデモンストレーションを実施した。このコアは、現在HDDに使われているCPUコアに比べて、HDDのリアルタイムワークロードを3倍の性能で処理できるという。今後、より高度なサーボアルゴリズムを稼働させることによって、細かな位置制御が可能になるとする。

 一方、後者の省電力・省面積版のコアは設計が完了し、試作途中である。こちらのコアはコンフィギュラブルなことが特徴で、各種の補助的な処理や、バックグラウンド処理に向ける。例えばセキュリティー処理(ポスト量子暗号処理を含む)がこのコアの有望な応用先だとする。Seagateは米Googleの「OpenTitan」(セキュリティー専用チップの設計情報やファームウエアなどをオープンソースとして公開するプロジェクト)*に参画しており、省電力・省面積版のコアはOpenTitanに準拠した形でセキュリティー処理を実行するという。

 現時点ではこれらのCPUコアを搭載した製品の出荷時期、およびCPUコア/同コア集積のチップの外販の可能性などについては一切言及がない。