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 ネットワンシステムズは2020年12月16日、元従業員による資金流用の疑義が生じたことで延期していた2020年4~9月期の決算説明会を開いた。記者会見では業績の発表に加え、同日公表した調査報告書についても説明した。荒井透社長は冒頭、「多くのステークホルダーにご迷惑とご心配をおかけし、大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 記者会見では調査報告書に対する質問が相次いだ。調査報告書で約2億円の資金流用を指摘されたA氏ら、関与した従業員の処遇については、「A氏は昨日に元社員となった。この後、警察に相談して手続きをする。その他は懲罰委員会にかけて処罰する」(同)と回答した。

 損失資金51億円については「回収の見込みがない。(沖縄のマンション購入資金などになった)2億円の資金流用については回収があり得る」とする。原価の付け替えに関する不正の要因は従業員の会計認識の甘さか、との質問に対しては「従業員の認識が甘かったことがあるが、会社が見つけられなかったことも問題だ」(荒井社長)とした。

 同日発表した2020年4~9月期の連結業績(累計、日本基準)は売上高が前年同期比0.1%増の824億円、営業利益が同8.1%増の66億円だった。調査結果に基づき、2020年4~6月期を含め、複数年度の決算を訂正した。