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 韓国・現代自動車(Hyundai Motor)は2020年12月10日、燃料電池システムの新ブランド「HTWO」を発表した。同社はブランドの立ち上げにより「人類にとってポジティブなエネルギーとしての水素を提示し、グローバルの燃料電池事業を促進させる」と述べている。HTWOは水素分子を表すH2であるとともに、同社の燃料電池事業の柱である「人類(Humanity)」と「水素」を表すものだという。

2018年に発表したSUV「NEXO」
2018年に発表したSUV「NEXO」
(写真:Hyundai Motor)
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 同社は、韓国を中心に米国、欧州、中国で水素製造会社やエネルギー企業、物流企業などと戦略的パートナーシップを結び、水素社会の実現に向けて燃料電池システム事業を拡大中という。水素燃料電池車のラインアップとしては、2013年に発売した「ix35」、2018年に導入したSUV「NEXO」、2020年発売の大型トラック「XCIENT」の3車種を持つ。

出力190kWの燃料電池を搭載する「XCIENT」
出力190kWの燃料電池を搭載する「XCIENT」
(写真:Hyundai Motor)
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 同社は、2018年に発表した燃料電池事業の中長期戦略「Fuel Cell Vision 2030」で、燃料電池システムの年間生産量を2030年までに70万台にするとした。そのため、現在、自動車だけでなく船舶や電車など、様々なモビリティーに応用できる次世代の燃料電池システムの開発に取り組んでいるという。次世代燃料電池システムは、軽量化してエネルギー密度を向上し、性能と耐久性を上げつつ手ごろな価格にする。こうした新しい燃料電池システムによって、水素燃料電池車ラインアップの多様化を目指す計画だという。