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 米MaxLinear(マックスリニア)は、最大出力電流が25Aの降圧型DC-DCコンバーター回路を2チャネル内蔵した電源モジュール「MxL7225/MxL7225-1」を発売した(ニュースリリース)。いわゆるデュアルチャネル品である。2チャネルの出力をそれぞれ別々の負荷に供給できるほか、1つにまとめて最大50 Aの出力電流を負荷に供給することが可能だ。さらに新製品を6個並列に接続すれば最大300Aと大きな出力電流が得られる。FPGAやDSP、SoC(System on a Chip)、メモリーなどに電力を供給するPOL(Point Of Load)コンバーターに向ける。具体的な応用機器は、第5世代移動通信システム(5G)向けインフラ機器や、医療機器、計測器、テスト機器などである。

最大25A出力の降圧型DC-DCコンバーターを2チャネル内蔵した電源モジュール
最大25A出力の降圧型DC-DCコンバーターを2チャネル内蔵した電源モジュール
MaxLinearのイメージ
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 DC-DCコンバーター制御ICやゲートドライバーIC、パワーMOSFET、インダクター、ブートストラップダイオード、ブートストラップコンデンサーなどを1つのパッケージに収めた。パッケージは、外形寸法が16mm×16mm×5.01mmの144端子BGAである。同社によると、「パッケージ(モジュール)の構造を工夫することで、実装するプリント基板に対する熱伝導率を高めた」という。具体的には、インダクターをパッケージの上に載せるとともに、パッケージを覆うモールド材料の厚さを最小限に抑えた。こうすることで「競合他社品に比べて、動作時のパッケージ(ケース)温度を最大13℃低減できた」(同社)という。

 フィードバックループの制御方式はピーク電流モードである。入力電圧範囲は+4.5〜15V。出力電圧範囲は+0.6〜1.8Vで、外付け部品を使ってユーザーが設定できる。スイッチング周波数もユーザーが設定でき、その範囲は400k〜780kHzである。変換効率は、+5V入力、+1.2V/20A出力のときに約92%が得られる。過電流保護機能や出力過電圧保護機能、内部温度モニター機能、サーマルシャットダウン機能などを備える。MxL7225とMxL7225-1の違いは、位相補償回路の有無にある。MxL7225は位相補償回路を内蔵しており、MxL7225-1は内蔵していない。すでに量産出荷を始めている。1000個購入時の参考単価は2製品どちらも44.40米ドルである。

 このほか、最大出力電流が18Aの降圧型DC-DCコンバーター回路を2チャネル内蔵した電源モジュール「MxL7218」を併せて発売した。パッケージは25A×2チャネル品と同じく、外形寸法が16mm×16mm×5.01mmの144端子BGAである。すでに量産出荷を始めている。1000個購入時の参考単価は33.30米ドルである。