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 米国半導体工業会(SIA)は、2020年11月の半導体世界売上高を発表した(ニュースリリース)。前月比1.1%増、前年同月比7.0%増の394億1000万米ドル(約4兆500億円)だった(3カ月間の移動平均値、以下同)。前月比がプラスなのは5カ月連続、前年同月比がプラスなのは10カ月連続である。

単月の半導体世界売上高(3カ月移動平均値)と前年同月比の推移
単月の半導体世界売上高(3カ月移動平均値)と前年同月比の推移
SIAおよびWSTS(世界半導体市場統計)のグラフ
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 新型コロナウイルスのパンデミックによって打撃を受ける業界が少なくない中、半導体業界には追い風が吹いている。テレワークへの移行に伴い、PC向けやデータセンター向けなどの半導体の需要が旺盛になっているためだ。20年は1月に前年同月比が-0.3%と微減したものの、2月以降、同比は+4%以上をキープしている。今回(11月)の+7.0%は20年の中では最も大きい値である。世界半導体市場統計(World Semiconductor Trade Statistics、WSTS)が20年12月に発表した予測では、20年通年の市場規模は前年比で5.1%大きくなる。今回発表の11月の数字を見る限り、通年の5.1%成長は実現しそうだ*

 地域別の売上高をみてみると、11月の米州売上高が前年同月比で12.5%伸びたことが目を引く。米州は5地域中で唯一2ケタ成長した。日本の前年同月比は+5.1%で5地域中4位の伸び率。欧州は-0.7%と微減ながら唯一マイナス成長となった。ただし売上高の絶対値では欧州が日本を上回ったままで、日本は2カ月連続で最下位の売上高である。

世界および地域別の単月の半導体売上高(3カ月移動平均値)の推移
世界および地域別の単月の半導体売上高(3カ月移動平均値)の推移
SIAおよびWSTSのデータを基に日経クロステックがグラフ化
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