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 伊仏合弁STMicroelectronicsは、2.4GHz帯無線通信を使うIoT機器に向けた小型モジュール「STM32WB5MMG」を発表した(ニュースリリース)。Bluetooth Low Energy 5.0やZigbee 3.0、OpenThreadといった2.4GHz帯無線通信をサポートする。

今回の新製品「STM32WB5MMG」
今回の新製品「STM32WB5MMG」
7.0mm×11.3mmと小さい86ピンLGAパッケージに封止した。STMicroelectronicsの写真
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 同社の無線通信MCU「STM32WB55」*とアンテナ、アンテナマッチング回路などを搭載したモジュールで、7.0mm×11.3mmと小さい86ピンLGAパッケージに封止したことが特徴である。新製品を利用すればアンテナ周りのRF設計をしなくて済むため、IoT機器の開発負荷や開発期間を削減できるとする。また、新製品は両面または4層基板に実装できるピン配置を採り、搭載機器のコスト削減に寄与するという。

新製品「STM32WB5MMG」の機能ブロック図
新製品「STM32WB5MMG」の機能ブロック図
MCUやアンテナ、アンテナマッチング回路のほかにスイッチング電源向けの受動部品や水晶発振子、IPD(Intelligent Power Device)を搭載する。STMicroelectronicsの図
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 新製品に搭載されたMCUは、1Mバイトのフラッシュメモリーと256KバイトのSRAMを集積した「STM32WB55VGY」である。このMCUのCPUコアは最大64MHz動作の「Arm Cortex-M4F」(アプリケーション用)と最大32MHz動作の「Arm Cortex-M0+」(通信用)の2つ。Bluetooth向けとIEEE 802.15.4(ZigBeeやOpneThreadなど)向けの2つのモデムを備えており、2.4GHz通信向けのRF回路を時分割で使うことで、BluetoothとIEEE 802.15.4通信を実質的に同時に行える。セキュリティー向けに、OTA時を含めてサイバー攻撃からファームウエアの更新を保護する機能や、暗号鍵を収める専用メモリー、PCROP(Proprietary Code Readout Protection)機能などを備えている。

搭載したMCU「STM32WB55VGY」の機能ブロック図
搭載したMCU「STM32WB55VGY」の機能ブロック図
STMicroelectronicsの図
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 STM32WB5MMGは量産出荷中で、価格は1万個発注時に1個あたり5.56米ドルからである。