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 ソフトバンクは2021年1月12日、元ソフトバンク社員で現在は楽天モバイルに勤務する人物が警視庁に不正競争防止法違反の容疑で逮捕されたと発表した。ソフトバンクは楽天モバイルに対し、自社の営業秘密利用停止と廃棄などを目的とした民事訴訟を提起する予定だ。

 逮捕された人物は2019年11月下旬にソフトバンクに退職を申告し、約1カ月後の2019年末に退職。ソフトバンクによれば、同人物が退職申告してから退職するまでの期間に、ソフトバンクの営業秘密に当たるネットワーク技術に関わる情報を不正に持ち出していたと、2020年2月に判明した。不正に持ち出したとされる情報は、4Gや5Gネットワーク用の基地局設備や、基地局同士または基地局と交換機をつなぐ固定通信網に関する技術情報だ。

 ソフトバンクは当該人物が利用する楽天モバイルの業務用パソコンに同営業秘密が保持されており、楽天モバイルが既に何らかの形で利用している可能性が高いとしている。楽天モバイルは同日、「現時点までに、当該従業員が前職により得た営業情報を弊社業務に利用していたという事実は確認されておりません」と発表した。