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 トレックス・セミコンダクターは、外形寸法が2.5mm×3.6mm×1.55mmと小さい車載機器向け降圧型DC-DCコンバーターモジュール「XDL603/XDL604シリーズ」を発売した(ニュースリリース)。パワーMOSFETを集積のDC-DCコンバーター制御ICとインダクターを1つのパッケージに収めたモジュールである。同社は「microDC/DC」と呼ぶ。車載用半導体ICの品質規格「AEC-Q100」に準拠する。「AEC-Q100に準拠したDC-DCコンバーターモジュールでは業界最小を実現した」(同社)。

2.5mm×3.6mm×1.55mmと小さい車載機器向け降圧型DC-DCモジュール
2.5mm×3.6mm×1.55mmと小さい車載機器向け降圧型DC-DCモジュール
トレックス・セミコンダクターの写真
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 外付け部品は、出力電圧設定用抵抗のほか、入力コンデンサーと出力コンデンサーだけで済む。このため「DC-DCコンバーター回路全体の基板上の実装面積を抑えられる」(同社)という。具体的な応用機器は、ボディー用電子制御ユニット(ECU)や、車載インフォテインメント機器、ドライブレコーダー、車載カメラ、ETC機器などである。

 新製品のフィードバックループの制御方式は電流モード制御方式。ハイサイドスイッチのオン抵抗は0.95Ω(標準値)、ローサイドスイッチは0.69Ω(標準値)である。入力電圧範囲は+3.0~18.0V。出力電圧は+1.0~+5.0Vの範囲で、外付け抵抗を使ってユーザーが設定できる。最大出力電流は500mA。スイッチング周波数は2.2MHz。変換効率は、+12V入力、+5V/300mA出力のときに81%が得られる。

新製品の変換効率特性
新製品の変換効率特性
トレックス・セミコンダクターの資料
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 XDL603シリーズとXDL604シリーズの違いは、軽負荷時におけるスイッチング素子の制御方式にある。XDL603シリーズは、通常負荷時と同様に軽負荷時もPWM制御方式を採用する。一方、XDL604シリーズは通常負荷時はPWM制御方式だが、軽負荷時はPFM制御方式に自動的に切り替わる。このためXDL604シリーズの待機時消費電流は13.5μA(標準値)と少ない。XDL603シリーズは145μA(標準値)である。

 両シリーズ共、ソフトスタート機能とバワーグッド信号出力機能を備える。このほか保護機能として、過電流制限機能や低電圧ロックアウト(UVLO)機能、サーマルシャットダウン機能を用意した。動作温度範囲は−40~+105℃。パッケージはDFN3625-11B。ウェッタブルフランク構造を採用したため、自動外観装置によるはんだ接合部の検査が可能である。すでに量産を始めている。参考単価は300円(税別)である。