PR

 米Qualcomm(クアルコム)と中国の電気自動車メーカーNIO(上海蔚来汽車)は2021年1月9日、業務提携により、Qualcommの次世代自動車向けデジタルドライビング技術をNIO初の高級セダン「NIO ET7」に活用すると発表した(Qualcommのプレスノート)。2022年に市場投入開始予定のNIO ET7には、第3世代のSnapdragon Automotive CockpitとSnapdragon Automotive 5Gを搭載。高性能のコンピューティングと5G技術で、より高度で臨場感あふれるデジタルコックピット体験をユーザーに提供し、コネクテッドカーへの移行を加速させるとしている。

出所:Qualcomm
出所:Qualcomm
出所:Qualcomm
出所:Qualcomm

 ちなみにNIOは、イスラエルMobileye(モービルアイ)の自動運転/ADAS(先進運転支援システム)向け画像処理チップ「EyeQ4」を世界初採用したことでも知られる。

車内全体をマルチディスプレーに

 第3世代のSnapdragon Automotive Cockpitは、AIを搭載する初めての車載グレードのデジタルコックピット向けプラットフォームである。より没入感の高いグラフィック、マルチメディア、コンピュータビジョンを提供する。NIO ET7では、AIアシスタントのNOMIや車載ディスプレー上で情報のやり取りが可能なコンピューティング機能を用意。AIを使ったより直観的な操作や、車内全体をマルチディスプレーとすることでのリッチな視覚体験を提供するよう設計されている。

 Snapdragon Automotive 5Gは業界初とする車載グレードの5Gプラットフォームとして、5G DSDA(dual SIM dual active、1台の端末の片方のSIMで通話をしながら、もう片方のSIMでデータ通信を行うことが可能)をサポートする。C-V2Xや高精度のポジショニングなどと組み合わせることで、より速く安全で差別化された次世代コネクテッドカー向けテレマティクス製品の開発を支援する。

 NIOでは、これらプラットフォームを使って、NIO ET7でのアプリケーション開発を進め、より高度な自動運転とそれを支える接続性を実現していくとしている。