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 米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が米Tesla(テスラ)に対し、電気自動車(EV)の高級セダン「Model S」と高級SUV(多目的スポーツ車)「Model X」において、合計で約15万8000万台のリコールを実施するよう求めていることが判明した。半導体部品の寿命が原因で、ADAS(先進運転支援システム)のほか、バックモニター用カメラや空調システム(HVAC)などの不具合につながるとしている。

Model S
Model S
(出所:日経クロステック)
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 問題の原因として指摘されているのは、IVI(車載情報通信システム)機能を提供する「MCU(Media Control Unit)」内にあるeMMC対応のNANDフラッシュメモリーである。データの書き換えを繰り返すうち、5~6年ほどで寿命(書き換えサイクルの上限)を迎えて、上述の不具合につながるという。対象となるのは、Teslaが18年初頭までに製造した、Model Sの12年~18年モデルと、Model Xの16~18年モデルである。NHTSAは18年モデルですら、10年以内に100%のMCUが不具合を起こす可能性があるとしている。

Model SのMCUの外観
Model SのMCUの外観
(出所:日経クロステック)
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