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 富士通の英国におけるITサービス子会社である英Fujitsu Services(富士通サービシーズ)が、従業員の希望退職を募集している。英メディア「The Register」が2021年1月14日(英国時間)に報じた。富士通サービシーズ広報は「希望退職の人数に関する回答は控える」としている。

 The Registerは希望退職を募集するのはデリバリー部門で、200~250人を募集すると報じている。富士通は2020年10月に発表した2020年4~9月期決算で、海外リージョンの売上高について「欧州中心に厳格なロックダウンの影響を大きく受けた」としている。ITサービスを柱とする「テクノロジーソリューション」セグメントの売上高は、国内が前年同期比5.7%減だったのに対して、海外は同10.7%減だった。こうした事情から英国子会社のリストラに動いたもようだ。

 富士通サービシーズの前身は、富士通が1990年に買収した英ICL。2019年12月には、富士通サービシーズが英国郵便局の窓口業務を手がける英ポストオフィス向けに開発した基幹系システムの「Horizon」に存在したバグが、英国郵便局において550人の郵便局長が横領の冤罪(えんざい)を着せられた原因になったとする判決が下されるなど、厳しい状況が続いている。