サイバーエージェントは2021年1月19日、子会社で動画配信サービス「ABEMA」を運営するAbemaTVとソフトバンク、F5ネットワークスジャパンの3社がMEC(マルチアクセスエッジコンピューティング)を活用した動画配信の最適化ソリューションの実証実験を実施し、これに成功したと発表した。

 スマートフォン1台から2台程度でしかABEMAを視聴できないような狭帯域の静止衛星通信の環境でMECを活用し、スマホ10台で同時にABEMAの番組を安定的に視聴できることを確認した。従来は複数台のスマートフォンから同サービスにアクセスすると映像が停止する状況だったが、「MECでキャッシュを行うことで、理論的には仮に端末が10台以上となってもMECより後ろのネットワークへの負荷がほとんど変わらず、同時接続数の増加に伴うトラフィックの増加を最小限に抑えられることが分かった」としている。

 今後、実証実験を通して得た知見を基に、ABEMAで動画コンテンツをより効率的に配信できる構成を検討し、視聴者が動画を快適に楽しめるようにすることを目指す。