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 スズキのインドにおける生産販売会社であるマルチ・スズキ・インディア(Maruti Suzuki India)は2021年1月20日、小型SUV(多目的スポーツ車)「ジムニー(日本名:ジムニーシエラ)」の生産と輸出を開始した。

 ジムニーシエラはこれまでスズキの湖西工場(静岡県湖西市)で生産し、日本で販売するとともに海外に輸出していた。マルチ・スズキのグルガオン(Gurgaon)工場で生産を始めた同車は主に中南米や中東、アフリカなどを仕向け地とする輸出専用車となる(図1)。

ジムニー
図1 インドで生産を始めたジムニー
(出所:スズキ)
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 スズキは18年7月に、現行のジムニーシエラと軽SUV「ジムニー」を発売した。両車はラダーフレーム構造のプラットフォームを共用しており、ジムニーシエラは主に海外向け、ジムニーは主に国内向けである。発売から2年が経過しても、1年程度の納車待ちになっているという。ジムニーシエラについては、海外からの注文も多い。

 スズキは湖西工場における両車の生産能力を段階的に増強しているが、需要に追い付かない状況が続いている。インドでもジムニーシエラを生産することで生産能力を引き上げ、グローバルの需要に対応する(図2)。

ジムニーシエラ
図2 日本で販売するジムニーシエラ
(撮影:日経Automotive)
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 なお、インドで生産するジムニーシエラの車両寸法は全長3645×全幅1645×全高1720mm。日本で販売する車両より全長は95mm長く、全高は10mm低い。全幅は同じである。

 パワートレーンは排気量1.5Lで直列4気筒の自然吸気ガソリンエンジン「K15B」を搭載し、5速MT(手動変速機)あるいは4速AT(自動変速機)を組み合わせる。これらの仕様は、湖西工場で生産する日本向けや輸出向けの車両と同じだ。