PR

 スウェーデンEricsson(エリクソン)は2021年1月25日、同社が参加する新6Gイニシアチブ「REINDEER」の活動概要を、自身のニュースサイトで報告した(Ericssonのニュースリリース)。EU(欧州連合)が出資するREINDEERは、通信業界や学術界からさまざまなパートナーが集まり、6Gシステムに不可欠となるマルチアンテナベースの高度な接続プラットフォーム開発と構築が進められるという。

出所:Ericsson
出所:Ericsson
[画像のクリックで拡大表示]

 REINDEERは、5G PPP(5G Infrastructure Public-Private Partnership、欧州の5G通信産業発展に向けた戦略的官民協力体制)下のプロジェクトで、EUの研究および革新的技術開発促進計画「Horizon 2020」の一環として資金提供を受けている。2021年1月1日から3年半の予定で進められる。

  REINDEERという名称は高度に多様化されたエネルギー効率に優れる(Diversity in Energy-Efficient)RadioWeave技術を活用するREsilient INteractiveアプリケーションに由来する。そしてこのRadioWeaves技術開発が、REINDEERプロジェクトの重要な成果となるとしている。この新しい無線アクセスインフラは、分散型の無線とコンピューティング、およびストレージから構成される。面状に張り巡らす大規模かつ高度なアンテナ技術で、基地局がいらないセルフリーの無線アクセスを実現し、5Gネットワークをはるかに超える能力を提供。ほぼ無限に拡張可能な容量と、遅延時間ほぼゼロでの大量機器間相互接続を可能にするとしている。

 プロジェクトには、マルチアンテナ技術を持つ企業に加え、ベルギーのルーヴェン・カトリック大学やスウェーデンのリンショーピング大学、ルンド大学などの大学も参加する。Ericssonでは、Massive MIMOなどの分野で、長年にわたり、リンショーピング大学、ルンド大学と共同研究を続けており、そこで育まれた技術がREINDEERの強力な基盤になるとしている。