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 米Qualcomm(クアルコム)は2021年1月13日、5GやAIを活用して同社が取り組む医療変革を紹介するブログを掲載した(Qualcommのブログ)。医療従事者と患者両方の福祉のために、最新技術とあらゆる資源を使って、革新的な医療を実現していくとしている。

 コネクティビティーは今までにも増して、患者が必要とする医療を平等に提供するために不可欠なものとなってきている。既に現在、患者が家にいながら医師とビデオで会話できる医療サービスも提供開始されているが、これは変革の始まりにすぎない。

出所:Qualcomm
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 高速で安全な5G通信を活用することで、医療業界全体が、現在の課題を解決し、新たな可能性を切り開くことができるようになる。Qualcommでは、社会の要請に応え、将来を見据えたイノベーションを支援するために、次世代の医療において、医療従事者と患者の両方の生活を大幅に改善する取り組みを進めている。

患者によりよい医療を届けるために

 医療分野に5Gを適用することは、データ転送やセキュリティー、ブロードバンドアクセスや技術改善をさらに推し進めること以上の意味を持つ。広帯域幅、低遅延な5G通信により、高精細度の動画や画像のやりとりが可能になり、遠隔医療のみならず、患者に対する医療の質の向上につながる。診療所に行くことによる感染のリスクが下がるほか、医療機関に行くのが困難な遠隔地の患者も支援できるようになる。

データ管理時の安全性支援

 医師から看護師、検査技師、救急救命士まで、さまざまな医療従事者が大量のデータを共有するようになり、医療におけるデータ管理の重要性はますます高まってきている。ネットワークでいかに効率的にデータ共有を行うかが、患者の治療や医療上の重要な判断に多大な影響を与える。

 安定的で高速な接続が可能な5Gを使うことで、救急車が緊急搬送を要する患者のデータを医者に転送したり、医者がほぼリアルタイムに遠隔地の患者の状態を確認したりできるようになる。

 医療関連のデータは大容量である上に、非常に機密性の高い個人情報などを含んでいる。5Gでは、4G LTEからセキュリティーとプライバシーをさらに強化。遅延時間も大幅に削減し、エッジクラウドやAIなどを使った、エッジ側での高速なデータ分析も可能にする。

医療革新の推進

 5Gは今日の医療を強化するだけでなく、遠隔治療を含む医療全体に向けた新しい技術開発もサポートする。そうした最先端の医療革新の1つが、医療トレーニングやバーチャル治療にも利用できるXR搭載ツールだ。例えば、ミリ秒での応答時間を実現する触覚フィードバックグローブにより、非常に複雑な医療の視覚化と、それを使った訓練を可能にする。詳細なVR技術は、医師から患者への説明時にも活用できる。

 さらに、5GとAIで強化されたアプリケーションやウエアラブル端末を使うことで、医療診断から救急医療まで、いろいろな状況で機械学習によるデータ分析が可能となる。IoT医療機器とAI対応データ分析により、患者と医師の両方にとって合理的な経過観察が可能となり、真のコネクテッドホスピタルも可能となる。

出所:Qualcomm
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 Qualcommでは、こうした医師と患者間の安全かつ高度な接続を可能にし、すべての人に役立つ医療変革を実現するために、今後も医療業界との連携と5Gを活用した変革を進めていく。