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 トヨタ自動車は2021年2月1日、中型セダン「カムリ」を部分改良して発売した。先進運転支援システム(ADAS)に新機能を追加し、予防安全性能を高めたのが特徴である(図1、2)。

「カムリ」の部分改良車
図1 中型セダン「カムリ」の部分改良車
(出所:トヨタ自動車)
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部分改良車の内装
図2 部分改良車の内装
(出所:トヨタ自動車)
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 今回の部分改良車は、トヨタのADAS「Toyota Safety Sense」の最新版を搭載し、(1)レーントレーシングアシスト(LTA)、(2)運転者異常時対応システム、(3)カーブ速度抑制機能付き先行車追従(ACC)、(4)交差点対応の自動ブレーキ──という4つの新機能を追加した。

 車両の前方を監視するセンサーには、単眼カメラとミリ波レーダーを使う。第1の機能では、主に単眼カメラで白線を検知し、ステアリングを自動で制御して車線の中央を維持して走行することを支援する。

 第2の機能では、高速道路や自動車専用道路を走行中に、運転者が急病などで運転操作の継続が困難になった場合に、自動で車線内に停車させる。LTAが作動しているときに、運転者がステアリングから長時間手を放しているといった状態をシステムが検知すると、周囲に警告を行いながら車線内で減速・停車させる。

 第3の機能では、ACCを作動させて高速道路などを走行しているときに、AI(人工知能)技術によって前方のカーブの曲率を予測し、ステアリングを切り始めるときに速度を抑制する。カーブを抜けると、元の車速に戻す。

 第4の機能では主に単眼カメラを使い、交差点を右折するときの対向直進車(対向車)や右左折時に前方から来る歩行者を検知し、自動でブレーキをかける。また、同ブレーキの検知対象に、夜間歩行者や昼間の自転車を加えた。

 さらに自動ブレーキに、緊急時操舵(そうだ)支援機能を追加した。走行車線内に入ってきた歩行者と衝突する危険性があり、車線内に衝突を回避する十分なスペースがあるとシステムが判断すると、自動でブレーキをかけながら運転者の操舵を支援する。