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 米Ford Motor(フォード)と米Google(グーグル)は2021年2月1日(現地時間)、DX(デジタルトランスフォーメーション)による業務改善やコネクテッド分野などで戦略的提携を結んだと明らかにした。フォードがグーグルのクラウドサービス「Google Cloud」を利用する。同年後半から、Google Cloudが提供するAI(人工知能)技術や機械学習、データ分析などでフォードを支援するという。6年間の契約である。

フォードとグーグルのロゴ
フォードとグーグルのロゴ
(出所:フォードのプレスリリース)
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 業務改善では、例えばAI技術を活用することで製品の開発や製造、サプライチェーンの管理、製造現場の従業員のトレーニングなどの効率化を図る。加えて、データドリブン型のビジネスモデルの導入を加速させる。例えば、メンテナンスの依頼や下取りのアラートなどを顧客にリアルタイムに通知できるようにするという。

 今回の提携の一環として、23年以降、フォードや「Lincoln(リンカーン)」ブランドの自動車で「Android」を採用する。Android上でグーグルのアプリやサービスを組み込んで利用可能にする。例えば、音声アシスタント機能「Google Assistant」や地図アプリ「Google Maps」をカー・ナビゲーション・システムに組み込んだり、アプリ配信ストア「Google Play」を通じた音楽やオーディオブックなどを車載情報端末に配信したりすることを例として挙げている。

 今回の提携に合わせて、フォードとグーグルが協力する新組織「Team Upshift」の設立も発表した。両社の人材や資産を活用し、パーソナライズ化したユーザー体験(UX)の提供や、データ駆動型のサービス提案などを狙うという。例えば、自動車購入時の小売店での体験の向上や、データに基づいた新しい所有形態の提案などを検討している。