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 ホンダの航空機事業子会社である米ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company、以下HACI)は、小型ビジネスジェット機「HondaJet」のロシアにおける型式証明を取得し、同国での初号機の運用を2021年1月に開始した(図1)。ロシアでの型式証明取得は、米国、欧州、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、パナマ、インド、日本、カナダ、トルコ、中国、パキスタンに続いて13件目となる。

図1:ロシアに到着した「HondaJet」(出所:HACI)
図1:ロシアに到着した「HondaJet」(出所:HACI)
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* HACIのニュースリリース

 HondaJetはロシアでの型式証明を、同国の管轄官庁であるロシア民間航空局(Federal Air Transport Agency:FATA)から取得した。FATAが定める強度や性能、安全性、機能、信頼性などに関する基準を満たしていることを証明するものだ。HACI社長の藤野道格氏は「HondaJetはロシア国内の都市間移動やロシアと欧州の主要都市との間の移動に適しており、今後HondaJetでビジネスジェット市場をさらに拡大していきたい」としている。

 併せて同社は、米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市のピードモントトライアド国際空港に隣接する本社敷地内で新たな格納庫「Service Parts/Wing Assembly Hangar」(以下、ハンガー)の稼働を開始した(図2)。新ハンガーでは、HondaJetのアップグレード版である「同Elite」の主翼を組み立てる他、各種スペアパーツなどを格納。これらにより、主翼の組み立てとサービスパーツの供給の効率を高める。

Service Parts / Wing Assembly Hangarの外観
Service Parts / Wing Assembly Hangarの外観
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Service Parts / Wing Assembly Hangarの内観
Service Parts / Wing Assembly Hangarの内観
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図2:Service Parts / Wing Assembly Hangarの外観(左)と内観(右)(出所:HACI)

 新ハンガーの延べ床面積は約7720m2で、投資額は約25億円(2430万米ドル、1米ドル=104円換算)。2019年7月末に着工し、翌2020年9月に竣工していた。

 また、同社は2020年10月、2台目のHondaJet専用のフライトトレーニングシミュレーターを英国ファンボローに設置している。これらにより、グローバルでのサービス・サポート体制の拡充を図る。