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 総務省の幹部数人が2020年10月から12月にかけて衛星放送事業などを手掛ける東北新社幹部との会食に応じ、国家公務員の倫理規定に抵触した恐れがあることが2021年2月3日、分かった。文春オンラインが報じた。

 文春オンラインによると、東北新社側と会食した幹部は谷脇康彦総務審議官、吉田眞人総務審議官、秋本芳徳情報流通行政局長、湯本博信官房審議官の4人。同省大臣官房秘書課は「本人に対して事実関係を確認した。その内容について現時点では回答を差し控える」としている。国家公務員倫理審査会に対しては「(倫理規定への抵触が)疑わしい事案が発生したため、2月2日付で報告した」(同)という。

 国家公務員への接待を巡っては1998年に発覚したいわゆる「大蔵省接待汚職事件」が社会問題になった。これを受けて2000年に施行された国家公務員倫理法とその倫理規定では、国家公務員は利害関係者が費用を負担する飲食の接待を受けたり、一緒にゴルフに行ったりすることが禁止されている。利害関係者との飲食で自己の負担が1万円を超える場合は事前に届ける必要がある。