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 ソシオネクストは、次世代車載SoC(System on a Chip)の製造に台湾TSMCの5nmプロセス「N5P」*1を使うことを発表した(ニュースリリース)。N5Pで製造するADASや自動運転向けカスタムSoCのサンプル出荷を2022年第2四半期から始める予定である。

 N5Pは最初の5nmプロセス「N5」の改良版で、前世代の7nmプロセス「N7」と比較して性能は20%向上、消費電力は40%低減、ロジック集積度は80%上昇するという。カスタムSoCのため、サンプル出荷が始まる製品の仕様は明らかにされていないが、開発に使うIPコア(回路ブロックの設計データ)がIPコアの供給元から発表された。具体的には、米Arteris IPが、「同社のオンチップインターコネクトIPコア『FlexNoC』*2とそれに付属するレジリエンスパッケージを、ソシオネクストが5nmプロセスで造る車載SoCに採用した」と発表した(ニュースリリース)。これによって、SoC中の回路ブロック間の接続が最適化されただけでなく、機能安全規格「ISO26262」への準拠が容易になったという。

 またソシオネクストは、5nmカスタムSoC開発向けのIPコアで米Synopsysとも手を組んでいる(ニュースリリース)。具体的には、SynopsysのHBM2EインターフェースのIPコアセット「DesignWare HBM2E IP」*3を5nmプロセスで造るHPC(High Performance Computing)向けSoCやAI向けSoCの開発で活用する。このIPコアセットを利用することで、SoCが3次元DRAMメモリーにアクセスするための回路の設計を容易に進められるという。DesignWare HBM2E IPは、コントローラーIPコア、PHY IPコア、そして検証用IPからなる。