米Amazon Web Services(AWS)は2021年2月11日(現地時間)、ドイツのプロサッカーリーグ「ブンデスリーガ」に向けた統計・分析サービス基盤「Bundesliga Match Facts」に新たな機能を追加することを明らかにした。同基盤では、AWSの機械学習や分析、データベース、ストレージなどの技術を利用して、カメラで撮影された試合や選手の状況を把握できる。その結果を表示することで、チームが戦術の構築に生かしたり、テレビなどで観戦するファンが見て楽しめるようにしたりする。

 今回、新たに3つの機能に対応した。第1に、「Most Pressed Player」である。試合中の選手に対する、相手チームからのプレス(プレッシャー)具合を定量化して表示するもの。ボールを持った選手にかけられたプレス具合を、相手選手の数や距離、向きなどから算出するという。

「Most Pressed Player」の例
「Most Pressed Player」の例
(出所:Business Wire)
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 第2に、「Attacking Zones」である。応援しているチームが相手ゴール前のどこから攻撃を仕掛ける場合が多いかを提示する。これにより、どのサイドから攻撃すると得点しやすいかを把握しやすくする。例えば、攻撃中のチームがドリブルやパスで、相手のゴール側(ピッチを横に3分割し、そのうちの相手側の領域)に入ると、どのサイド(「アタッキングゾーン」)から攻撃を仕掛ける場合が多いかをグラフィックや数字で示す。なお、縦方向に4分割し、それぞれをアタッキングゾーンとしている。

「Attacking Zones」の例
「Attacking Zones」の例
(出所:Business Wire)
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 第3が「Average Positions – Trends」である。これは、ピッチ上にいる選手の平均位置がどう変化しているかを、試合中の任意の時間で確認できるようにするもの。従来のAverage Positionsは、ハーフタイムや試合終了後だけでしか確認できなかったという。得点時やレッドカードの提示、選手交代といった重要なできごとの後に、チームがどう対応したかどうかを把握するのに、選手の平均位置の変化を活用できるとする。

 なお、これまでのBundesliga Match FactsにはAverage Positionsのほか、移動中の選手の速度を表示する「Speed Alert」や、選手がシュートしてゴールが決まる確率を表示する「xGoals」といった機能がある。

「Average Positions – Trends」の例
「Average Positions – Trends」の例
(出所:Business Wire)
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