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相変わらず車載システムには不満

 調査した8分野「外装」「走行性能」「装備品/コントロール/ディスプレイ」「オーディオ/コミュニケーション/エンターテインメント/ナビゲーション(ACEN)」「シート」「空調」「内装」「エンジン/トランスミッション」は、すべて改善が見られた。しかし、ACENの改善幅はわずかで、前年に引き続き最も多くの不具合がある分野となった。

 スマートフォンアプリを使い慣れたユーザーが、アプリと同様の機能を持つ車載システムで不具合を経験すると、スマートフォンアプリを代替手段にして車載システムを使わなくなってしまう。将来、自動車メーカーが通信機能を使った様々なサービスを利益の柱の一つとするためには、この分野をサードパーティーに譲ることはできない。そのためにもさらなる品質改善が必要となる。

 セダンやハッチバック車は、平均スコアが111ポイントで信頼性が高い。一方、ピックアップトラックは130ポイント、SUVは122ポイントで、セダンやハッチバック車に比べてやや劣る。米国ではピックアップトラックとSUVの販売シェアが80%を占めていることを考えれば、自動車メーカーにはこれらのセグメントの不具合が多い分野について、セダンやハッチバック車と同レベルの品質を提供することが望まれる。

 アジアのメーカーの平均スコアは115ポイントで、欧州メーカー(131ポイント)や米国メーカー(126ポイント)より不具合が少ない。アジアメーカーは、日本メーカーの平均スコアが118ポイント、韓国メーカーが99ポイントとなった。

 なお、ブランド別ではなく、車種別で比較したときの最も耐久品質が高いモデルは3年ぶりにドイツPorsche「911」となった。