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 フランスMichelin tyres(ミシュラン)は2021年2月23日、2050年までにタイヤを100%持続可能な製品にすると発表した。同社が製造するタイヤは、200種類以上の材料を使っており、2020年の時点で、天然素材やリサイクル材料など持続可能な材料の割合は約28%だという。これを2050年までに100%にする目標を掲げた。

(写真:Michelin tyres)
(写真:Michelin tyres)
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 タイヤの主な材料は天然ゴムだが、他に合成ゴム、金属、繊維、カーボンブラック、シリカ、プラスチック、その可塑剤なども使われる。これらの材料を適切に組み合わせることで、クルマの走行性能と安全性の最適なバランスを実現している。同社は、世界7カ所の研究開発センターで6000人のエンジニアや科学者が350分野にわたって研究開発を進めており、これまでに1万件以上の特許を出願してきたという。

 こうした研究開発力をベースとし、2050年までに100%持続可能な製品を開発するために、様々な革新的な技術を持つベンチャー企業と提携している。同社が2012年に立ち上げた「BioButterflyプロジェクト」では、フランスの公的研究機関であるIFP Energies Nouvellesとその関連会社のAxensと協力している。BioButterflyプロジェクトは、現在、石油から製造しているブタジエンを、バイオエタノールから製造することに取り組んでいる。木材やもみ殻、葉、トウモロコシの茎といった植物廃棄物からエタノールを生成し、ブタジエンに変換する。これにより、年間420万トンの植物廃棄物をタイヤの材料として利用できる可能性があるという。