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 オランダNexperia(ネクスペリア)は、車載機器に向けたデュアルMOSFETモジュールを発売した(ニュースリリース)。パッケージは、外形寸法が4.7mm×5.3mm×1.05mmの8端子LFPAK56Dである。2個のMOSFETがハーフブリッジ回路として機能するようにパッケージ内部で接続した。同社によると、「8端子LFPAK56Dでは、面積が大きいCuクリップでMOSFETチップを内部接続する。このため、2個のディスクリートのMOSFETをプリント基板に実装して配線接続した場合に比べると、寄生インダクタンスを60%減らせる」という。これで、ノイズやリップルの発生量を大幅に抑えられる。また、ディスクリートのMOSFETを2個使う場合に比較すると、プリント基板上の信号配線が不要になるため、実装面積を30%削減できるとしている。

AEC-Q101準拠の車載向けデュアルMOSFET
AEC-Q101準拠の車載向けデュアルMOSFET
(出所:Nexperia)
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 車載用ディスクリート半導体の品質規格「AEC-Q101」に準拠する。車載用DC-DCコンバーターのスイッチング素子のほか、車載用3相ブラシレスDC(直流)モーターや車載用3相ブラシ付きDCモーターの駆動回路などに使える。具体的な応用先は、燃料ポンプやウオーターポンプ、パワートレーン制御回路、ボディー制御回路、車載用インフォテインメント用DC-DCコンバーター回路、車載用LED照明器具などである。

 今回は、「BUK7V4R2-40H」と「BUK9V13-40H」の2製品を用意した。どちらも+40V耐圧で、特性が同じnチャネル型MOSFETを2個内蔵した。BUK7V4R2-40Hに内蔵したMOSFETは、オン抵抗が4.2mΩ(ゲート-ソース間電圧が+10Vのときの最大値)で、全ゲート電荷量が37nC(最大値)である。最大ドレイン電流は98A。BUK9V13-40Hは、オン抵抗が13.6mΩ(ゲート-ソース間電圧が+10Vのときの最大値)、全ゲート電荷量が19.4nC(最大値)のMOSFETを内蔵した。最大ドレイン電流は42Aである。

 どちらの製品も8端子LFPAK56Dは、ガルウイング型端子を採用しているため、光学式の自動外見検査装置(AOI)ではんだ接合部を確認ができる。2製品とも、すでに販売を始めている。価格は明らかにしていない。