米Microsoft(マイクロソフト)のクラウドサービス「Azure」で障害が2021年2月26日に発生し、日本国内の複数のサービスに影響が出ている。Azureの状態を示すWebサイトでは同日午後0時29分に障害が発生したとしている。同日午後5時30分時点で復旧していない。

障害が発生しているのは仮想マシンである「Virtual Machines」とストレージサービスで使うアカウントで各種のデータオブジェクトを内包する「ストレージ アカウント」の2つ。同日午後5時30分時点で根本的な原因を特定し復旧作業を続けており、一部サービスの状況は緩和しているとしている。
JR東日本によれば同日午後、同社の「JR東日本アプリ」において「運行情報」と「列車走行位置」で、最新の情報を確認できない事象が発生した。同社は障害を午後1時30分ごろに認識し、マイクロソフトの障害に起因するとしている。
Azureを利用する日本防火・防災協会によれば、同日午後0時45分から同協会の「防火・防災管理講習」のWebサイトで障害が発生し、同サイトを利用できなくなったという。ただ同日午後4時45分までに復旧したとしている。
