みずほ銀行は2021年2月28日に発生したシステム障害に関し、店舗内ATMは復旧したと3月1日朝に明らかにした。店舗外ATMについては作業員を派遣し、機器を再起動するなど復旧を急いでいる。一部取引ができなくなっていたインターネットバンキングの「みずほダイレクト」は既に復旧している。
みずほ銀行によると、3月1日午前8時までにサービス開始予定だった拠点のうち、稼働が確認できていないのは28拠点。午前9時以降にサービス開始予定の拠点のうち、稼働を確認できていないのは26拠点ある。みずほダイレクトは定期預金とグローバル口座サービスがシステム障害で停止していたが、3月1日午前0時に復旧した。
システム障害は2021年2月28日午前に起きた。定期預金に絡むデータ更新作業に伴って発生した不具合が引き金になって発生し、2月28日午後7時40分時点で、全5395台ある店舗内外の自行ATMのうち、2956台が停止していた。キャッシュカードや通帳などがATMに取り込まれたまま出てこなくなり、立ち往生を余儀なくされた顧客も少なくない。
みずほ銀行はATMにキャッシュカードや通帳などが取り込まれたままの顧客については、後日連絡し、返却するとしている。また、代替手段をとることで発生した費用に関しては、取引店舗や問い合わせ窓口に相談するように促している。
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