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 住友商事は2021年3月2日、量子技術を活用して事業変革や新規事業創出を目指す「QXプロジェクト」を発足したと発表した。イスラエルの量子ソフトウエアスタートアップであるClassiq(クラシック)に出資したほか、量子アニーリングの活用で東北大学と共同研究契約を締結した。

 QXプロジェクトは「Quantum Transformation Project」の略称。住友商事は量子コンピューターの実用化に備えて、量子コンピューター関連の専門人材の採用や同分野のスタートアップへの出資、大学との共同研究などをスタートさせた。クラシックはゲート方式の量子コンピューター向けソフトウエア開発ツールをつくっており、住友商事はイスラエルに設けたコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVS)の「IN Venture」を通じて出資した。

 東北大学との共同研究では、量子アニーリングの研究者である大関真之教授と組んで、量子アニーリング技術のAI(人工知能)や交通制御などへの適用を検討する。住友商事は慶応義塾先端科学技術研究センターとも応用探索パートナー業務委託契約を締結し、量子コンピューター分野の共同研究を進める。